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定窯瓷器とは

河北の4大古窯(内丘邢窯、曲陽定窯、邯郸磁州窯、真定井陉窯)。これら4大古窯で焼かれた磁器は主に白磁である。

  • 中国磁器産業分類では、窯焚は「南清北白」の白磁。
  • 邢窯瓷器、定窯瓷器の白瓷は宋時代の白磁として無類の存在である。
    ※定窯は後の北宋時代に最盛期を迎える白磁の名窯。

定窯瓷器

  • 宋時代の五大有名窯(定窯、汝窯、官窯、哥窯、鈞窯)の一つ。
  • 青磁の汝窯と並び、宋代の白磁の名窯として知られるのが河北省の定窯瓷器である。定窯瓷器は宋代の有名な窯の一つで主に白釉が特徴(少量の黒釉、酱釉、茶色釉、緑釉などもあり)。この白磁は「紙のように薄く、鏡のように明るく、叩くとチャイムのように聞こえる」と評された。
    ※定窯瓷器は曲陽県霊山镇涧磁と燕川村の付近にあり、総面積は10km2。曲陽は宋代の定州の管轄下にあったため、この場所で焼かれた陶磁器は「定窯瓷器」と名付けられた。
    ※2008年、中国国務院は定窯瓷器の焼成技術を国の無形文化遺産に登録。
    ※定窯瓷器遺跡として現在13の保存状態の良い場所があり、考古学的および科学的研究価値が高いとされている。
  • 定窯瓷器は唐時代に始まり、五代、北宋を経て金代に反映し、元の時代で衰退した。
    ※唐から五代の遺品は少ない。
    ※北宋の定窯白磁は、わずかに黄色みを帯びたクリーム色の釉色が特色である。この釉色は焼成の燃料が薪から石炭に変わり、酸化炎焼成になったことで得られたものとされている。器種は瓶、壺、水注、鉢、盤などの一般的なもので、刻花や印花で文様を表すものが多い。鉢、盤などは、伏せ焼きにしたため、口縁部が無釉となっており、無釉部分に金属の覆輪を施したものがみられる。
    ※白磁の他に黒釉や柿釉の碗、これらの釉上に金箔を焼付けた碗(金花定碗)などがある。柿釉は黒釉と同じ鉄呈色の釉であるが、鉄分の含有率が多いことにより、釉の表面に柿色の皮膜を生じたものである。

定窯の焼成

窯の形状は、当時の北方窯業の特徴を反映した「マントウ窯」(饅頭窯)構造が主流。

  • 中国南部(景徳鎮など)では傾斜地に築かれた細長い「龍窯」が主流でしたが、定窯を含む北方の窯は平坦地に適したマントウ窯を採用。
  • 饅頭窯は小型で温度管理が容易、石炭燃焼に適した構造。しかし、一度に焼ける作品数が少なく、生産効率は龍窯に劣る。
  • 饅頭窯の構造は、定窯の特徴である「象牙色の白磁」や「薄手の成形」を可能にした。還元焼成と灰の影響を巧みに利用し、かつ窯内の温度分布を活かし、高品質な磁器を生み出す環境が整えられていた。

饅頭窯

形状 半円形または馬蹄形(U字型)のドーム状で、全体的に「蒸し饅頭(マントウ)」のような丸みを帯びた形状。大きさは比較的小型で、高さ2~3m、幅4~5m程度。
材質 耐火煉瓦や粘土で築かれており、断熱性と耐熱性に優れる。
構造の特徴 火膛(かだん):窯の前方下部に位置する燃料(主に石炭)を燃焼させる部分。
焼成室:火膛の後方に広がる空間で、作品を積み上げる場所。熱が上方へ向かう構造のため、温度分布をある程度制御可能。
煙突:窯の後方上部に設置され、排煙と通風を調整。
技術的特徴 燃料:北方の窯では石炭が主燃料として使用されました。石炭は火力が強い一方、灰や硫黄分が多いため、作品を匣鉢(さや:耐火容器)に入れて焼成し、灰のかぶりを防止。
焼成方法:還元炎焼成:窯内の酸素量を調整し、釉薬に独特の白さと透明感をもたらした。「涙痕」の形成:窯の中で灰が溶けて釉に流れ、定窯の特徴である「涙が垂れたような跡」を形成。

河北の陶磁器古窯地域 定窯瓷器が生産された場所は、現在の保定市曲陽県

定窯考古遺跡公園

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